2024年9月16日月曜日

甲州道中44次③

 甲州道中44次③

府中宿から日野宿をへて八王子宿へ

前回のお話はこちら

約一か月ぶりの甲州道中、前回の終着点の府中は大國魂神社へ向かうべく始発で行動。

早朝の大國魂神社は参拝者もまだまばら、早朝の静かな凛とした空気の中参拝をすませ、歩き始めます。


***


府中 高札場。(現存)この高札場は江戸時代後期から末期のものだそう


まだ時間も早いのでおそらく、普段だったら車の行きかうだろう道も人すら歩いていない。


街道沿いにあるいていくと、あります。本陣門。(府中宿矢島本陣の表門を移築したもの)


ぽつりとある常夜灯


谷保天満宮。 風が気持ちいいけれど、暑い


元青柳村の常夜灯。1799年建立だそうな。



甲州道中は案内板もわかりやすく、道も20号だったり、そのわき道だったりと迷うことはないです。


こちらは日野の渡し場跡。江戸の頃は多摩川を船で渡り、大正15年に橋が架かるまで渡しは続いた


多摩川を渡る。9月も半ばなのに、真夏日。めちゃくちゃあつい。


この素敵な建物は有山家。中は未公開。


日野宿脇本陣。東京都で現存する本陣跡はこちらのみ。
新選組とゆかりのある地主の方が管理されていた本陣で、ガイドボランティアさんにお話しを色々聞き、じっくりと中をみさせて頂きました。



こちらの間で土方歳三さんもお昼寝したそうな…




釘隠しの装飾が3つ、菊の花と


縁起物のコウモリ


建物の中の居宅の部分にはうさぎ。(子だくさんの縁起をかついでいるそうな)


職人さんの遊び心でしょうか、鯉の模様も。


窓を開放しているので、涼やかな風が吹きぬけます。


建物の歴史が伺える木板も。
こちらの建物はおよそ160年前のもの。


脇本陣を後に、また歩き始めます。道路標示に大月の文字が出てきました。


浅川を渡る。


こちらは見ずらいですが市守神社、かつての八王子宿の入り口はこのあたりに宿場の木戸があったそうな。


道の反対側ですが追分道標。1811年に建ったものだそう。


この後人が多かったので写真を撮ってないのですが、西八王子駅着。
ということで、本日の終着ポイントとなります。


西東京に住んで居る友人と待ち合わせをしていたので、ぶじ合流出来て良かったです。
この炎天下の中、府中から歩いてきた私を見て笑っておりました。
ビールがうまい。


友人とランチの後、お買い物をして別れ、私は八王子にある銭湯によって汗を流してから帰路につきました。


甲州道中、まだまだ続く。