2022年11月20日日曜日

ふらり富山へ。

 ちょこちょこ旅には行っているものの、最近ブログを書いていないなと思い

後から読み返すと面白かったり備忘録になるのでまた少しづつブログを書こうかなと思う。

富山に行ったのも少し前のお話で、寝台列車に乗った後も一度行っているので、ここ最近では2回訪問している。

富山は私の血縁のルーツでもある街だったりもしてとてもすきな街のひとつ。

前回は往復飛行機で行ったので、今回は往復新幹線を使った。

特だね切符で3割引きで往復でチケットを取り、いつも富山に行くと宿泊しているお宿も旅行支援でお安く予約出来た。それもクーポンつき。

全体的にお得感のある旅路になった。

朝早い時間に東京駅に向かい乗車。

富山まではあっという間につく。

今回の旅ではまだ行ったことの無い五箇山に行こうと思っていた。

事前にバスなど調べて、あらかじめ五箇山内を運行しているきっぷも手配しておいた。

富山から乗り換えて高岡へ。高岡から世界遺産バスで五箇山へと向かう。

バスに揺られていると色づいた山が見え始める


かやぶき屋根の合掌つくり集落はいくつか点在していてその中でも世界遺産として登録されているのが相倉合掌集落と菅沼合掌集落だ。

最初に西赤尾のバス停で下車。五箇山の中でも古く大きい岩瀬家を見学させていただいた。



岩瀬家は約300年前に8年かけて作られて、銃の火薬の燃料とされる塩硝を作りとりまとめ、加賀藩に納めていたそうな。

建物の中も見学ができるので見学して、お話を聞いたりした。





現在も住居としても使われている。

一通り見学してお礼を言い、またバスに乗って相倉合掌集落へ。

お昼を過ぎた時間だったので、最初にお蕎麦を食べた。


しいたけがすごく分厚くて美味しかった。

お蕎麦を食べた後、集落内を散策した。







集落の中はとても静かで、ゆっくり時間が流れているような気がした。

冬は何メートルも雪が積もる豪雪地帯だ。その中で工夫されて今につながる暮らしをしているんだろうな、と思いながらここで生活されている方々の邪魔はしないようにそっと見て回り、集落を後にした。

相倉合掌集落からまたバスに乗り高岡駅へ、高岡駅から富山駅に出て市バスに乗り換えて宿泊先のある総曲輪へ。

もうすっかり夜に入る時間帯で、ホテルは夕食が無いのでホテルの周辺で夕食をとろうと、前もって教えてもらっていたお寿司屋さんに行くことにした。

回らないお寿司に緊張しながらもおいしい海の幸を堪能。

富山はごはんが本当に美味しい。お米もおいしいと思うけど魚が美味しい。

なので富山に来るときは食事もいつも楽しみにしている。

***

ホテルでゆっくりして、温泉もたくさん入って体を解す。

朝食は郷土料理のタラ汁や海鮮も食べて、満腹。

早めにチェックアウトして夕方の新幹線まで散策&サウナも堪能する事にする。

ホテルの近くの神社で参拝をしてからガラス美術館へ。

建物がおしゃれだった。

ガラス美術館から科学博物館に行くもまさかの休館日…

そこからスパアルプスに行き、サウナを堪能して昼食を取る。



スパアルプスでは旅行支援のクーポンが使えたので、ほとんどお金を使わずクーポンでまかなえてしまった。

退館したあと、富山駅に向かい駅の反対側の環水公園を散策して、カフェ休憩をした。



新幹線の時間前に駅でお土産など買い物をしてから、帰路へとついた。

一泊二日の富山旅、今回は五箇山を見ることが出来て本当に良かった。

冬の時期は来ることが難しそうだな、と思った。雪の中の集落も見てみたいけれど。

五箇山の集落は宿泊する事もできるのでいつか泊まってみたいと思う。


2022年7月6日水曜日

あこがれの寝台列車・後編

 前回のお話はこちら

さて、倉敷駅で下車しコメダ珈琲にて朝食を採りながら今日はどうしようかと考える。

帰りは飛行機なので夕方には岡山空港へ向かわないといけない。倉敷の街並みは散策したいなぁ、となると美観地区だよね やはり、と頭のなかで考えてゆっくりカフェオレを飲んでから店を後にした。

倉敷駅のそばにセンチュリオンホテルがある。


実は前日の夜にサンライズに乗車する前に入ったサウナがセンチュリオンの上野だった。まずは朝風呂をしよう、とセンチュリオン倉敷に入った。 日帰り料金を払い、タオルをうけとり浴場へ。こちらは水風呂は無いけれど、サウナ室の横に水の立ちシャワーがあり体を冷やすことが出来る。ゆっくりサウナに入る時間も無いので割と短めにサウナも入った。昨夜の列車シャワーも楽しかったけれど、ゆっくり足を伸ばせる湯船はやはり良い。

さっぱりしてフロントに向かうと大原美術館のチケットがフロントで購入できるようで割引の価格だったので購入した。

最初に向かうのは大原美術館に決まった。

***

倉敷は大きな街ではないので徒歩で十分回ることが出来る。


美術館内はもちろん撮影はNGなので写真は無いが、いろんな絵画や像を見たりした。ピカソの絵とかピカソはどんな気持ちでこの絵を・・・・と考えたら若干暗い気持ちになったりもした。

美術館を出ると、白壁の美しい美観地区の街並みを見ながら川沿いを歩く。


どこを切り取っても美しい。さすが美観地区。


川に渡し船があり、観光客を乗せてゆるりと川面を滑らせていた。即座に乗りたいと思い、どこで乗船できるのかキョロキョロするとチケット購入場所があり、一人です!と元気に答え次の回の乗船チケットを買えた。少し早かったけれどすぐ乗船場に行き、船を見ながら待った。一番乗りで待っていたからか、一人だったからかはわからないけど先頭に乗ることが出来た。

渡しのおじさんの説明を聞きながら船は川を進む。


風に吹かれながらゆっくりと進む船、気持ちよかった。

倉敷では名家のお屋敷や問屋さんを見たりもした。写真だけですが、いくつか。
















お屋敷のお庭を見学したときは、本当に気持ちがよくて 座りながら和室を通り抜けていく風に吹かれて庭のゆれる葉や光に透き通る緑の葉を眺めた。
見学する時ごゆっくり、と言って頂き かつ私一人だけだったので本当にゆっくりした。

美観地区内でお昼ご飯も食べました。


鯛茶漬け、美味しかった。

そのあともデニムストリートで自分のお土産としてデニムを使ったトートバックを買ったり
(このトートバック、最近かなり愛用しています)


このあたりを守護している神社も参拝したりした。




余談ですが、私はいつも旅に出ると最初に出会う神社、もしくはお寺で手を合わせるようにしていて旅を無事に終えて帰ることが出来るように、私のいない間 杏がつつがなく過ごせるように祈るようにしています。 (今回は旅の途中の参拝になってしまった。)

***

一通り、美観地区の散策も終わり夕方前、そろそろ帰り支度もしないといけない。

帰る前に地元の銭湯に寄りたくて、向かうことにした。

倉敷駅からほど近い場所にある恵比寿湯さん。

開店まもなくだったため、お客さんは私だけだった。

番台にお金を払うと どこから?と聞かれたので 東京です。帰る前に汗を流したくて、とおかみさんとお話をする。お子さんが東京で暮らされているらしく少しお話をした。

少し後に知るのだけれど、私の何度か通っている東京の銭湯のご主人がこちらの恵比寿湯さんのおかみさんと知り合いだそうで、世間の狭さを 湯屋つながりの温かみを感じた。

恵比寿湯さんは深い湯船が一つの銭湯で「踏み込み」があった。

関西のほうの銭湯には湯船の手前に段差がありこれを踏み込みというのだけれど、そうか岡山も関西の枠の中に入るのね、と思ったりなんかして洗体・洗髪をしてゆっくりと湯船に浸かった。お湯は柔らかく、良い熱さで気持ちが良かった。

さっぱりとして、番台にドライヤー代を支払い髪を乾かした。帰る前にまた少しおかみさんとお話をして、気を付けてねと送り出して頂いた。

***

岡山駅まで夕方の日に照らされながら歩き、シャトルバスに乗り空港へ。

少し早めに空港に着いたので岡山名物らしきものを食べることにした

そばめしとままかり。

そばめしはふつうに美味しかった。あとままかりが大好きなので空港で自分用にままかりも購入した。

私は基本鉄道で移動することが多く、飛行機はあまり乗らないため飛行機が苦手だった。

そばめしを食べながら、実は手汗をかいていた。あんなに大きな飛行機、鉄の塊がなぜ空を飛べるのか理解できず、離陸と着陸が特に怖くて離陸前にがーっと飛行機が本気の速度を出すときなんて心臓がきゅっとなる程…

でも今回のフライトの時 飛行機に乗りながらも「飛行機が飛ぶ理屈なんて馬鹿な私じゃ絶対理解なんて出来ないし、小難しいこと考えないで乗ればいいじゃん」という結論に達し、なんと飛行機の怖さを克服してしまった。(実際にこの後 富山旅をしているのだが往復飛行機で行った。そのブログはまた後日)

***

今回の「ちょっと時間の短い寝台列車の旅」とっても有意義な時間だった。

寝台列車ののんびりとした感じ、倉敷の歴史ある街並みも、かつては使用されていて生活の柱となっていたお屋敷も、地域の特性を生かした商家も、街の銭湯も、とても印象に残った。

まだまだ私の知らない素敵な土地がたくさんあり、きっと訪れるであろう素敵な出来事、美味しい味。旅は本当にいいなぁと思う。

出来る限りたくさんの場所を訪れていろんなものを観て、いつかお迎えにきてくれる大事なさくぽんに話して聞かせてあげたい。(杏には帰宅後いつも話しているけど、あまり聞いてはくれない)

また次の旅もたのしみなのです




2022年7月5日火曜日

あこがれの寝台列車・前編

 寝台列車、昔から一度は乗ってみたいなぁと思いながらもなかなか乗れずにいた。

列車の中で夜を過ごし、朝には遠くの地にいる、あの感じを体験してみたかった。

幸いな事に今の職場にもわりと長い間務めているのもあり有給は取得しやすい環境になった。

寝台列車は犬連れが出来なかったのもあり、見送っていたがさくぽんをお看取りしてもう3年半、寝台列車の旅もいいかもしれないと思い、サンライズ出雲に乗ることにした。とはいえ、わが家には猫の杏がいるため旅行はしても一泊と自分の中で決めている。寝台列車で夜を過ごすとなると、翌日には東京に帰ってこないといけない。

さて、どうしようかと考え 空港からも割とアクセスしやすく、行ったことの無い場所で途中下車する事にした。

「倉敷」

倉敷は昔、mijincoでの旅チャンネルのロケの時小豆島に行ったのだかその時のフェリーに乗る前の前泊で宿泊だけはして観光はしたことが無かった。

岡山空港からも近く、往路のアクセスも問題なさそうだ。

なので今回は出雲まではいかず倉敷で途中下車する事にした。(そうすれば日中の時間を長めに取れる為)

***

最寄りのJRのみどりの窓口に9:15頃に行った。乗車日の一か月前に。10時に予約スタートなのを失念していたが、10時前にまた並ぶともう席が取れないかもしれないので、と窓口の方のご厚意で椅子を出していただき待つこと45分。

10時5分前に声をかけてもらうことに。

名前を呼ばれ、係の方の超早業の端末入力。10時きっかりに操作して下さり、事前に「取れない場合もありますからワンチャンです!」と言われておりましたが私の乗りたかったサンライズ出雲のDXシングル(禁煙)は無事にゲット出来た。(係の方の「取れましたよ!」の声と私のよっしゃ!のガッツポーズで窓口が何だか面白かった)

***

乗車日当日、夕方に上野のサウナに寄り(寝台列車にもシャワールームはあるがお風呂に先に入っておきたかった)東京駅で軽く食べられるものと飲み物を買った。列車の中は冷蔵庫が無いことを事前に調べておいたので小さい折りたためるクーラーバックを持参し氷も買いバックにしのばせた。

乗車前間違えて東海道新幹線乗り場に行ってしまい、あ、出雲は普通の列車だった…とあわてて東海道本線のホームに向かう。

乗車して、荷物を降ろし個室内をキョロキョロする。

換気口があり、離れてはいるけれど喫煙車両のたばこの香りが入ったら嫌だと思い、換気口をすぐ閉じた。


DXは洗面台が付いているので洗顔や歯磨きで外にでないで良いのが嬉しい。

しばらくすると駅員さんがきて乗車券の確認に来た。

定刻通り列車が出発すると、私のあこがれの旅ははじまるのだ。 軽く揺れるので念のため酔い止めを飲んだ(飲んでおいてヨカッタと後で思う)自販機で買ったお茶で一息入れた後、混まないうちに(さっき風呂には入ったが)シャワールームに行くことにした。

DXは専用のアメニティが用意されており、中にはシャワーカードが付いており、シャワールームもDXデッキ用のがある。


シャワールームはこんな感じ。専用のカードを入れるとシャワーを浴びることが出来るが時間が決まっているのでデジタル時計でカウントダウンが始まる。シャンプー・ボディソープも備え付けであり私の好きなPOLAのものだった。(DX用のアメニティの中にもシャンプー類などは入っている)ドライヤーは激弱の風量と事前に調べていたため、洗髪はしなかった(事前に入浴はしておりそこで洗髪済。念のため(笑))

このシャワー、めちゃ揺れるのです。そう電車の中でシャワー浴びたこと無いわ~って思いながらあちこちに体をぶつけつつ、笑いながらシャワーを浴びた。

シャワー後に浴衣に着替え(浴衣の生地が厚手で良かった)自分の個室に戻る。

酔い止めの薬を飲んでいるのでアルコールは飲まず、お茶を飲みながら買ってきた軽食をつまみ、車窓を見た。あいにくの雨が降り出しており星は見ることが出来ないが、電車の揺れがなんとも言えない心地よさで、寝台列車ならでは。

眠るときはどちらが頭側が酔わないんだろうか?など色々頭の向きを変えたりして夜は更けていった。 日の出の時刻を調べて、起きる時間を決め個室の消灯をしぼった。(完全には真っ暗にしない派)

列車の音を聞きながら目を閉じる。

***

翌朝自分のスマホのアラームで起床。

窓を見ると、雨は上がっていた。

まだ時間は早い。

倉敷で下車するのだが、7時ころ着くので 窓枠に頬杖をついて流れゆく車窓からの風景を見た。(4時すぎには起床していた)



朝もやに包まれる山、田んぼに映る山。車窓からでも朝の透き通った空気がわかりずっと見ていても飽きなかった。ほんとに1時間くらいずっと窓で頬杖をついたまま景色を見ていた。

洗顔とトイレを済ませる。トイレはデッキにあるので移動する時にラウンジをチラ見した。

ラウンジはこんな感じ。景色を見ながらゆっくり手持ちの食事が出来そう。

少し早めに身支度を済ませ、また個室から景色をずっと見ていた。

サンライズ出雲、乗れて本当に良かった。寝台列車のあのゆっくりした感じはなかなか
味わえない。

定刻通り、列車は倉敷に到着し 楽しかったサンライズ出雲を降りた。

***

時刻は7時。さて、と とりあえず朝ごはんを食べるべく7時でも営業しているコメダ珈琲に向かった。


後編へ続く(後編もタイトルには寝台列車と出てきますが往路は飛行機です…)