2022年7月5日火曜日

あこがれの寝台列車・前編

 寝台列車、昔から一度は乗ってみたいなぁと思いながらもなかなか乗れずにいた。

列車の中で夜を過ごし、朝には遠くの地にいる、あの感じを体験してみたかった。

幸いな事に今の職場にもわりと長い間務めているのもあり有給は取得しやすい環境になった。

寝台列車は犬連れが出来なかったのもあり、見送っていたがさくぽんをお看取りしてもう3年半、寝台列車の旅もいいかもしれないと思い、サンライズ出雲に乗ることにした。とはいえ、わが家には猫の杏がいるため旅行はしても一泊と自分の中で決めている。寝台列車で夜を過ごすとなると、翌日には東京に帰ってこないといけない。

さて、どうしようかと考え 空港からも割とアクセスしやすく、行ったことの無い場所で途中下車する事にした。

「倉敷」

倉敷は昔、mijincoでの旅チャンネルのロケの時小豆島に行ったのだかその時のフェリーに乗る前の前泊で宿泊だけはして観光はしたことが無かった。

岡山空港からも近く、往路のアクセスも問題なさそうだ。

なので今回は出雲まではいかず倉敷で途中下車する事にした。(そうすれば日中の時間を長めに取れる為)

***

最寄りのJRのみどりの窓口に9:15頃に行った。乗車日の一か月前に。10時に予約スタートなのを失念していたが、10時前にまた並ぶともう席が取れないかもしれないので、と窓口の方のご厚意で椅子を出していただき待つこと45分。

10時5分前に声をかけてもらうことに。

名前を呼ばれ、係の方の超早業の端末入力。10時きっかりに操作して下さり、事前に「取れない場合もありますからワンチャンです!」と言われておりましたが私の乗りたかったサンライズ出雲のDXシングル(禁煙)は無事にゲット出来た。(係の方の「取れましたよ!」の声と私のよっしゃ!のガッツポーズで窓口が何だか面白かった)

***

乗車日当日、夕方に上野のサウナに寄り(寝台列車にもシャワールームはあるがお風呂に先に入っておきたかった)東京駅で軽く食べられるものと飲み物を買った。列車の中は冷蔵庫が無いことを事前に調べておいたので小さい折りたためるクーラーバックを持参し氷も買いバックにしのばせた。

乗車前間違えて東海道新幹線乗り場に行ってしまい、あ、出雲は普通の列車だった…とあわてて東海道本線のホームに向かう。

乗車して、荷物を降ろし個室内をキョロキョロする。

換気口があり、離れてはいるけれど喫煙車両のたばこの香りが入ったら嫌だと思い、換気口をすぐ閉じた。


DXは洗面台が付いているので洗顔や歯磨きで外にでないで良いのが嬉しい。

しばらくすると駅員さんがきて乗車券の確認に来た。

定刻通り列車が出発すると、私のあこがれの旅ははじまるのだ。 軽く揺れるので念のため酔い止めを飲んだ(飲んでおいてヨカッタと後で思う)自販機で買ったお茶で一息入れた後、混まないうちに(さっき風呂には入ったが)シャワールームに行くことにした。

DXは専用のアメニティが用意されており、中にはシャワーカードが付いており、シャワールームもDXデッキ用のがある。


シャワールームはこんな感じ。専用のカードを入れるとシャワーを浴びることが出来るが時間が決まっているのでデジタル時計でカウントダウンが始まる。シャンプー・ボディソープも備え付けであり私の好きなPOLAのものだった。(DX用のアメニティの中にもシャンプー類などは入っている)ドライヤーは激弱の風量と事前に調べていたため、洗髪はしなかった(事前に入浴はしておりそこで洗髪済。念のため(笑))

このシャワー、めちゃ揺れるのです。そう電車の中でシャワー浴びたこと無いわ~って思いながらあちこちに体をぶつけつつ、笑いながらシャワーを浴びた。

シャワー後に浴衣に着替え(浴衣の生地が厚手で良かった)自分の個室に戻る。

酔い止めの薬を飲んでいるのでアルコールは飲まず、お茶を飲みながら買ってきた軽食をつまみ、車窓を見た。あいにくの雨が降り出しており星は見ることが出来ないが、電車の揺れがなんとも言えない心地よさで、寝台列車ならでは。

眠るときはどちらが頭側が酔わないんだろうか?など色々頭の向きを変えたりして夜は更けていった。 日の出の時刻を調べて、起きる時間を決め個室の消灯をしぼった。(完全には真っ暗にしない派)

列車の音を聞きながら目を閉じる。

***

翌朝自分のスマホのアラームで起床。

窓を見ると、雨は上がっていた。

まだ時間は早い。

倉敷で下車するのだが、7時ころ着くので 窓枠に頬杖をついて流れゆく車窓からの風景を見た。(4時すぎには起床していた)



朝もやに包まれる山、田んぼに映る山。車窓からでも朝の透き通った空気がわかりずっと見ていても飽きなかった。ほんとに1時間くらいずっと窓で頬杖をついたまま景色を見ていた。

洗顔とトイレを済ませる。トイレはデッキにあるので移動する時にラウンジをチラ見した。

ラウンジはこんな感じ。景色を見ながらゆっくり手持ちの食事が出来そう。

少し早めに身支度を済ませ、また個室から景色をずっと見ていた。

サンライズ出雲、乗れて本当に良かった。寝台列車のあのゆっくりした感じはなかなか
味わえない。

定刻通り、列車は倉敷に到着し 楽しかったサンライズ出雲を降りた。

***

時刻は7時。さて、と とりあえず朝ごはんを食べるべく7時でも営業しているコメダ珈琲に向かった。


後編へ続く(後編もタイトルには寝台列車と出てきますが往路は飛行機です…)

2 件のコメント:

  1. サンライズ出雲が倉敷に停車するのを知りませんでした。いつか必ず乗りたい列車、第一位なので、倉敷から乗るのも有り!と目からウロコです。

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    1. すんすんさん
      コメントありがとうございます❗️通知がわからなくなっていて返信がかなり遅れました💦すみません❗️
      サンライズ、倉敷で下車するのもありだと思いました😃散策にも便利だし、充分「寝台列車感」を味わえました😃

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