前回のお話はこちら
さて、倉敷駅で下車しコメダ珈琲にて朝食を採りながら今日はどうしようかと考える。
帰りは飛行機なので夕方には岡山空港へ向かわないといけない。倉敷の街並みは散策したいなぁ、となると美観地区だよね やはり、と頭のなかで考えてゆっくりカフェオレを飲んでから店を後にした。
倉敷駅のそばにセンチュリオンホテルがある。
実は前日の夜にサンライズに乗車する前に入ったサウナがセンチュリオンの上野だった。まずは朝風呂をしよう、とセンチュリオン倉敷に入った。 日帰り料金を払い、タオルをうけとり浴場へ。こちらは水風呂は無いけれど、サウナ室の横に水の立ちシャワーがあり体を冷やすことが出来る。ゆっくりサウナに入る時間も無いので割と短めにサウナも入った。昨夜の列車シャワーも楽しかったけれど、ゆっくり足を伸ばせる湯船はやはり良い。
さっぱりしてフロントに向かうと大原美術館のチケットがフロントで購入できるようで割引の価格だったので購入した。
最初に向かうのは大原美術館に決まった。
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倉敷は大きな街ではないので徒歩で十分回ることが出来る。
美術館内はもちろん撮影はNGなので写真は無いが、いろんな絵画や像を見たりした。ピカソの絵とかピカソはどんな気持ちでこの絵を・・・・と考えたら若干暗い気持ちになったりもした。
美術館を出ると、白壁の美しい美観地区の街並みを見ながら川沿いを歩く。
どこを切り取っても美しい。さすが美観地区。
川に渡し船があり、観光客を乗せてゆるりと川面を滑らせていた。即座に乗りたいと思い、どこで乗船できるのかキョロキョロするとチケット購入場所があり、一人です!と元気に答え次の回の乗船チケットを買えた。少し早かったけれどすぐ乗船場に行き、船を見ながら待った。一番乗りで待っていたからか、一人だったからかはわからないけど先頭に乗ることが出来た。
渡しのおじさんの説明を聞きながら船は川を進む。
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一通り、美観地区の散策も終わり夕方前、そろそろ帰り支度もしないといけない。
帰る前に地元の銭湯に寄りたくて、向かうことにした。
倉敷駅からほど近い場所にある恵比寿湯さん。
開店まもなくだったため、お客さんは私だけだった。
番台にお金を払うと どこから?と聞かれたので 東京です。帰る前に汗を流したくて、とおかみさんとお話をする。お子さんが東京で暮らされているらしく少しお話をした。
少し後に知るのだけれど、私の何度か通っている東京の銭湯のご主人がこちらの恵比寿湯さんのおかみさんと知り合いだそうで、世間の狭さを 湯屋つながりの温かみを感じた。
恵比寿湯さんは深い湯船が一つの銭湯で「踏み込み」があった。
関西のほうの銭湯には湯船の手前に段差がありこれを踏み込みというのだけれど、そうか岡山も関西の枠の中に入るのね、と思ったりなんかして洗体・洗髪をしてゆっくりと湯船に浸かった。お湯は柔らかく、良い熱さで気持ちが良かった。
さっぱりとして、番台にドライヤー代を支払い髪を乾かした。帰る前にまた少しおかみさんとお話をして、気を付けてねと送り出して頂いた。
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岡山駅まで夕方の日に照らされながら歩き、シャトルバスに乗り空港へ。
少し早めに空港に着いたので岡山名物らしきものを食べることにした
そばめしとままかり。
そばめしはふつうに美味しかった。あとままかりが大好きなので空港で自分用にままかりも購入した。
私は基本鉄道で移動することが多く、飛行機はあまり乗らないため飛行機が苦手だった。
そばめしを食べながら、実は手汗をかいていた。あんなに大きな飛行機、鉄の塊がなぜ空を飛べるのか理解できず、離陸と着陸が特に怖くて離陸前にがーっと飛行機が本気の速度を出すときなんて心臓がきゅっとなる程…
でも今回のフライトの時 飛行機に乗りながらも「飛行機が飛ぶ理屈なんて馬鹿な私じゃ絶対理解なんて出来ないし、小難しいこと考えないで乗ればいいじゃん」という結論に達し、なんと飛行機の怖さを克服してしまった。(実際にこの後 富山旅をしているのだが往復飛行機で行った。そのブログはまた後日)
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今回の「ちょっと時間の短い寝台列車の旅」とっても有意義な時間だった。
寝台列車ののんびりとした感じ、倉敷の歴史ある街並みも、かつては使用されていて生活の柱となっていたお屋敷も、地域の特性を生かした商家も、街の銭湯も、とても印象に残った。
まだまだ私の知らない素敵な土地がたくさんあり、きっと訪れるであろう素敵な出来事、美味しい味。旅は本当にいいなぁと思う。
出来る限りたくさんの場所を訪れていろんなものを観て、いつかお迎えにきてくれる大事なさくぽんに話して聞かせてあげたい。(杏には帰宅後いつも話しているけど、あまり聞いてはくれない)
また次の旅もたのしみなのです
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