日光道中21次ノツヅキ⑤
小山宿から新田宿、小金井宿、石橋宿、雀宮宿をへて宇都宮宿まで
2日間お休みがありましたのでまた歩いて参りました日光道中。
2日間の休みの1日目で歩く予定が、雨が続き、雨の道を歩くのもな…って思い翌日に繰り越して次の日は仕事でしたが、歩いて参りました。
始発に乗り、前回の終着駅の小山駅まで
昨日の雨模様が抜けきっておらず、曇りの小山駅。晴れて気温は高くなると踏んでいたので薄着で来ていたため、寒い。一応街道歩きの時はある程度暑さを調整できる服で来てはいるものの、寒いなーと思いつつ、旧道をめざします(小山駅から5分ほど歩くと旧道に出る)
街道を歩くときは最初に出会う神社、もしくはお寺で参拝するようにしていてこの日の最初の神社、愛宕神社で参拝。
境内に鎮座する狛犬様、古いなぁと見ていたら天明5年(1785年)に建てられたものでした。古いもの、歴史のあるものがとても好きで尊く、狛犬様も1785年、200年以上もまえからこの地域の鎮守の神様の傍らでずっと人々の暮らしを見て来たんだなぁと思うと胸が熱くなります。
参拝を終えて、元気に歩きだします。終着点は宇都宮宿と決めているので30キロほど歩く予定。
県道265号線沿いを歩きますが、喜沢分岐点に追分道標があります
分岐から旧道は細道へと入ります。まだ朝の8時前、車の通りも少なく静か。
しばらく細道を歩くと一里塚があります。日本橋より21里目。
この先鉄道と並走するように歩き、また国道4号と交わりほどなくすると、新田宿に付きます。新田宿は昔の面影はありませんが、民家の一部に表札のようにかつての宿場であったことが掲示されています
本陣門を残した、青木本陣跡。
街道沿いのおうちにはみなさん表示が多くなされていました。
新田宿を出て次の小金井宿までは2.6キロ、近いです。
一度国道4号を離れて、JR小金井駅付近でまた国道4号に重なると宿場に到着。
国道4号と重なるところに一里塚があります
一里塚を越したらほどなくして本陣門を残した大越本陣跡に到着。
かつての宿場を感じる事が出来るのは、本陣跡くらいでしょうか。
小金井宿から次の石橋宿までは7.2キロ。自治医大駅付近より国道4号から道をそれます。
畑脇の道を抜けていく笹原旧道。
この旧道がとても良くて歩いていて楽しかった。朝はまだ寒かったけれどようやくお日様も登り、一気に気温が上昇。畑の土たちが温められ、畑の中の水分が蒸発していく為、土から湯気が登り、少し幻想的な感じだった。小さい黒い虫がたくさん飛んでいたけれど(のちに気になって調べたらルリチュウレンジバチっていう葉蜂だったようす)それもまた、街道歩きでは良いのです。のんびりと鼻歌まじりに歩きました。
笹原旧道を抜けたところが分岐。
また道は国道4号と重なり、ひたすらまっすぐ歩きます。国道352号線の高架下をすぎ、しばらくすると石橋宿なのですが、現在では宿場だとわかるものがほとんどなく、道にぽつんと本陣跡のみ残されていました。
さて、石橋宿から次の雀宮宿までは6.6キロ。引き続き国道4号を歩きます。
途中星宮神社があったので参拝。
星宮神社は人々の背負う星(一生)を守護しているとガイドブックに書かれていました。
日本には八百万の神様がいて、さらに人の一生まで守護してくださるとは。ありがたい気持ちで参拝しました。
雀宮宿へ入る手前で宇都宮市に入りました
そしてまた、雀宮宿もかつての宿場の面影はなく石標がぽつりとありました。
お昼13:30頃だったので、このあたりで昼食をとることに。
暑かったのでお昼はなめこおろし蕎麦に。
とっても美味しいお蕎麦でした。
雀宮宿から、目標の宇都宮宿までは7.9キロ。
途中目印になる大エノキ。
国道4号から途中日光線を越えた先で旧道は反れて東武線の高架下をくぐり、道なりに進んで行くといくつか旧町名を記した案内も出てきました。
こちらは材木町木戸跡。
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