2020年1月21日火曜日

あれからひとつき。


今日は初めての月命日。

ひと月前のあの日を思い出すとやはり少し苦しい。


さくぽんが最後食事も取らなくなり、薬も飲んでくれなくなった時、どうしても必要な薬だけ粉にして水に溶かしシリンジで与えた時に薬を粉にしていてこんなにもたくさんの薬を毎日飲んでいたんだということに驚いた。あんなに毎日薬、飲みたくなかったと思う。

最後、食事を取らなくなってから少しづつ、さくぽんも最後の準備をしていってたんだな、と思う。

さくぽんは命の限り、最後まで生き抜いてくれた。

そしてさくぽん自身が私に死ぬということに少しづつ向き合わせてくれた。

私はそのおかげでペットロスにはならなかった。

もちろん、悲しいし寂しい。
それでも、自分が思っていたようなペットロスにはならなかった。

さくぽんはきっと、自分がいなくなった後の私のケアまでしていったんだと思う。

なんて飼い主想いの子なんだろう

杏は時々、何もない壁や玄関に向かって鳴いたりしているので、まだ部屋にさくぽんがいるんだなぁと思う。
そして、杏もさくぽんの事が好きだったんだなぁと、最近よく思う。

さくの部屋だから駄目だよ、と さくぽんの部屋に入ってしまう杏に毎日小言を言っていたのだけれど、さくぽんがいなくなって まださくぽんの部屋はそのままにしてあるのだけれど、杏はさくぽんの部屋には入らなくなった。
きっと杏はさくぽんのそばに居たかったのかもしれない。
杏がさくぽんにじゃれて、さくぽんは目が見えて無かったので、ケガとかしたら危ないから、と思って小言を言っていたのだけれど、杏には申し訳ない事をした。

夢にでも出てきてくれたらいいのに、と思うのだけれど さくぽんはまだ夢に出てこないです。