2019年12月26日木曜日

さくぽん空へ。

さくぽん、今日火葬してきました。

さくぽんが亡くなってから、火葬する今日まで4日あって、(亡くなった日を入れると5日)わたしは毎日、さくぽんの亡骸を抱っこして、匂いを嗅いだり、柔らかい肉球を撫でたりしていました。

さくぽんの体は冷たく固くなったけど、不思議と毛はふわふわして、肉球も柔らかく、お鼻もしめってました。さくぽんに顔をうずめると可愛いいつものさくぽんの匂いがして心が安らいだ。

でもやはり時間が経つと、身体は変わっていきます。さいわい、季節が冬なのもあり傷むことはありませんでした。

いつまでもそのままには出来ない。 動物霊園の予約がすぐには空きが無く、今日になりました。

朝、さくぽんにお弁当を持たせよう、とさくぽんの大好きだったササミを茹でて、食べやすいように小さくして 食いつきの良かったデビフの黒缶と一緒に包み、おやつに鹿肉のジャーキーと、明日はさくぽんの誕生日なので用意していた犬用ケーキ(人間も食べれるいつものケーキ)を手提げにいれました。

さくぽんが寂しくないように、自分の髪の毛を一束切って、さくぽんに持たせました。

動物霊園に行く前に、いつもの散歩道を さくぽんを抱っこして歩く。

最後のお散歩になるね、と言いながらいつものように 鴨がいるよ、とか 今日は寒いねとか散歩道の思い出をさくぽんに話しかけながら。


動物霊園について、火葬するまではすぐでした。

ちゃんと個別に立会葬ができるところを選んだので、さくぽんの周りにたくさんお花を並べて、前足にカスミソウと私の髪を持たせて、足元には散歩道にたくさん落ちていた銀杏の葉を並べて、お顔のそばに誕生日のケーキとお弁当、おやつを並べて。

お焼香もして、手を合わせて さくぽんにお別れの言葉を伝えて 送り出しました。

小さいさくぽんはあっという間に白い骨になり、小さな骨壺へ。

小さくなったさくぽんを抱えて、家に帰りました。


動物霊園では、お骨上げの時 さくぽんの犬歯と爪を小さなカプセルに入れて個別に手渡してくれたので、ありがたかった。

火葬が済み、家に帰ると当たり前だけど杏しかいなくて喪失感がすごい。

さくぽんがいなくなったら、後を追ってしまうんじゃないか、と考えていた事もありましたが、そうならずに いくらかはシャンとしています。きっと激しいペットロスにならないようにさくぽんがしてくれたんだと思う。

それでもやっぱり寂しい。あのふわふわのさくぽんを抱っこしたい。さくぽんに顔をうずめたい。きっと何年たっても寂しいと思う。



さくぽんと最後のあくしゅ。

***

コメントを下さってるのに返信できていなくてすみません。落ち着いたら、ちゃんと返信しますね。

2019年12月22日日曜日

さくぽん

ずっと更新しておりませんでしたが、昨日 夜9時過ぎ、さくぽんをお看取りしました。
私の気持ちの整理もかねての更新で文章が長いです。


12月に入り、しばらくして少し食欲が落ちては来ていたのですが、病院でも診てもらっていましたが、心臓のほうも安定はしていました。

17日から食事をとっても数時間後に戻してしまったりしていてお水は飲んでくれていたのですが、18日から薬を嫌がるようになりました。それでも心臓の薬、てんかんの薬、胆嚢炎の薬だったので、絶対に必要な心臓の薬は砕いて水で溶かしシリンジで口に入れていました。(口の横から出ちゃっていましたが)19日に病院に行き、食べれてないので点滴を入れてもらい、20日はケージでおとなしく寝ているような状態でした。それでも全然食べなくなっていたので私も最後の時が来ているのかもしれないと少しづつ覚悟をしていましたが… 20日仕事から帰り、水も朝飲んだきり飲まなくなっていて。 最近は少しの段差でも転ぶようになっていたので、夜は一緒には寝ず、さくぽんのゲージの脇にふとんを並べて寝ていましたが、その日は私の布団にケットを敷き一緒に寝ながら様子を見ていました。
たぶん、眠れていなかったと思う。目を開けたまま、呼吸をしていたので 何度も頭を撫でながら、身体を撫でながら 時々さくぽんの心音を聞きながら夜を過ごしました。
さくぽんの心臓の音は 心臓の弁が切れてしまっている状態なので、トクトクというよりも ザーッ、ザーッ と音がします。

心臓病からくる肺水腫で入院した時、先生にもって1年位です、と言われていましたが、それから2年半近く、投薬で頑張りました。朝9種類、夜8種類も薬を飲んでいて、あんなにたくさんの薬を飲ませてしまい申し訳なかったけれど、さくぽんともっと一緒に居たかったし、薬を飲むことで心臓の負担が減らせるなら、と対処療法を続けていました。

21日、年末で仕事も多忙でどうしても休めず 朝さくぽんには無理に薬は与えず、口元にシリンジでポカリを少し入れてあげて横にならせて、私が帰るまで待っていて、と伝えて出社しました。それでもどうしても心配で、上司に涙ながらに理由を話したら、すぐ早退させてくれて、同僚も気を付けて!と送り出してくれました。

急いで帰宅して、見ると朝と少し位置がずれていたけど横になっていて、すぐ自分の布団を敷き、さくぽんを布団に寝かせました。尿が出ていなかったので、圧迫排尿させないとダメかな、とおなかを少しさすっていたらタール状の便が出て、おしりを洗ってあげてまた布団に寝かせて、隣で私も横になりつつ、様子を見ていて。
22日、病院の予約を入れていて点滴をしてもらおうと思ってはいましたが、さくぽんはもうお終いの準備をしているのかもしれない、と思って 何もせず、さくぽんのしたいように、自然の流れのまま過ごすことを決めました。

私が何かをするとそれがさくぽんの負担になってしまうと思ったので。

さくぽんは、目をあけたまま息をしていて、ずっと眠れていないだろうから、辛いだろうな、と顔を撫でてあげるときに、そっと目をつむらせてあげるんだけど、やっぱり目を開けていて、しばらくすると、またタール状の便を出して、だんだん便に血が混じっているようでした。

そのつど洗ってあげていましたが、5回目のタール便の時、少し手足を動かしていたので、おしりを拭きながらさくぽんを見ると、呼吸が弱くなっていて その時が来たことがなんとなく分かったので、さくぽんを撫でながら、もう逝くの?さくぽん、と声をかけて さくぽんが大好きで、本当に今まで頑張ってくれて嬉しかったことや、私の家族になってくれた事、伝えきれないほど愛していたことを さくぽんを撫でながら言い続けました。少しだけ痙攣した後に、2,3度 大きく息をしてさくぽんは旅立ちました。

心臓病を患ってから、あんなに大きくザーッザーッと動いていた心臓もさくぽんに添えた手からゆっくり止まるのを感じました。

飼い主として、さくぽんをお迎えしたあの日、桜並木のしたを歩きながらこの子は最後まで看取る、と決めて家に連れて帰ってきて、決めた通り、看取ることが出来た事に少しだけほっとしましたが、やっぱりものすごく悲しいし、寂しい。

杏は普段と変わらず、さくぽんが亡くなった後も にゃーんとご飯をせがみ、ケージによじのぼり、床でごろんとして過ごしています。

そんな杏に救われています。これが、生きていく上で普通の事で、命があるということは終わりがあるのが必然で、なにも特別な事ではなく、普通の事なんだと言われている気がして。
杏は21日の朝、さくぽんが横たわってる時 さくぽんの尻尾を舐めていたな、と思い出して普段はそういうことはしないので、彼女はさくぽんの死期がわかっていて 杏なりにさくぽんに声をかけたのかもしれない、と何となく思います。

さくぽんの葬儀は、立ち合い葬をしたく 葬儀場を予約していますがすぐには予約が取れず26日にお見送りする事になりました。

今は私の手作り棺の中でお花に囲まれて寝ています。見ると普通に寝ているように見えます。 お花もいっぱい並べたけど、お散歩が好きなさくぽん、最後のほうは歩けなかったので抱っこで散歩していたので、お散歩の感じがわかるかな、と思って さっき銀杏の黄色い葉っぱをたくさん拾ってきて棺の足元に入れました。

ものすごく泣きましたが、びっくりするくらいあとからあとから涙は出るものなんだなって思っています。

今日はこの後 動物病院の終わり間際なら患畜さんがいないと思うので、お世話になった獣医師の先生に挨拶をしに行こうと思います。


さくぽん、本当に長い間お疲れ様でした。あと6日待ったら誕生日だったけど、さくぽんのタイミングだもんね。
さくぽん、ずっとずっと大好き。ほんとうにありがとう。


写真は20日朝のさくぽん。

2019年7月27日土曜日

みさきまぐろの旅。

まだまだ夏休み中でのんびりしております。

さて、先日まぐろを食べに日帰りプチトリップをしてきました。

オフィスのPCでスカイプをやっているのですが、本社にいる同僚とスカイプをしていて(私は営業所勤務)何か美味しいものが食べたいと話しつつ、そうそう 「みさきまぐろきっぷ」というのが京急線であるみたいだよ、と話にあがり、調べてみると品川駅から3500円で三崎口までの往復、バスのフリーパス、食事券、お土産券もつく優れもののきっぷということが判明。

さっそく行きましょう、と日程を合わせて夏休みの間に行ってまいりました。

品川駅で待ち合わせをして、さっそくきっぷを購入。

パンフレットを見ながら、行きの電車でどのお店でまぐろを食べるか、丼にするか はたまた寿司にするのか盛り上がりつつあっという間に電車は三崎口へ。そこからバスに乗って、城ケ島へ。

お腹が空いた~と言いつつ、お目当てのお店はなんと店休日(スマホで店の混雑状況などわかるようになってます)お店は店休でもほかにもたくさんお店があるので、さて近くのお店を探そう、と「中村屋」へ。お店の人がすぐ「きっぷ?」と聞いてくださり、「きっぷです」と答えると、まぐろきっぷ用の食事は決まっているみたいで、厨房に「きっぷー」の声が。

席に座りしばしまつ。

運ばれてきました。まぐろ どーん!

この他にマグロのテールの甘く煮たものもついてきて(写真なし)、はじめてマグロのしっぽを食べましたが、美味しかった。ああビール飲みたいなぁ…と思いましたが、最近お酒に弱く、酔いそうだったのでがまん。同僚は「ハイボールください!」と速攻言ってたので「だよね~」と言いつつ、もくもく食べます。

まぐろ、美味しい~!!!あっという間に食べてしまって、「食べるの早すぎだから」と突っ込まれましたが「あれ?まぐろって飲み物だよ?」と答えておきました。

***

食後、腹ごなしのお散歩です。

「お酒、回ってない?大丈夫?ちょっとでもアレ?ってなったら言ってよ?」と声をかけるも相当お酒に強い子なので全然平気だそう。

(確かに今まで彼女と散々飲んできましたが、酔った姿は見たことが無い)

お店からすぐの場所に、海を一望できる場所があったので行ってみることに。



まだ、関東は梅雨明けしてませんが、真っ青な空。

灯台には登れませんでしたが、海を見ながらゆっくり歩く。

海岸の方へ降りてみると、岩場にカニとか魚とかフナ虫とかいろいろいて、やいのやいの言いながらしばし磯遊びを。

服をぬらさないように気をつけつつ、久しぶりの磯遊びすごく楽しかった。

さて、ちょこっと動こうか、と町をふらふら歩きつつ、途中商店街にお昼寝してる猫さんを見たりして、またバスに乗車。(猫さんは熟睡していて可愛い)

「思い出券」を使って可愛い手ぬぐいを売ってるお店で手ぬぐいをもらおうと思ったのですが、あいにくまた店休日。

じゃあ、と油壷マリンパークへ行ってみることに。水族館もちょっと行きたいなと思ってたので、思いもよらず行けて嬉しい。(入場料は思い出券を使ったので無料)

水族館ではたくさんの魚たちをみる。この日は猛暑だったので視覚から涼しさを味わう。

写真とるのへたくそなので、動くおさかなが綺麗に撮れない。

イルカのショーも見ました。

昔、イルカの調教師になりたかったなぁ…

屋外にはペンギンもいて可愛かった。ちょっと休憩ね、と言いつつ私は珈琲フロートを注文。同僚はビールをぐびぐび飲んでました。(だよね)

屋外にはかわうそもいます。

カワウソって間近で見たことなかったけど可愛い。

油壷マリンパークを後にすると、またバスに乗り駅まで行き途中、お土産とか何も買ってなかったね、と思い出して 隣駅の三浦海岸で下車して駅前でお土産を買ってから、帰路つきました。

***

あちこち歩いたので疲れましたが、まぐろ美味しかったし、磯遊びも楽しかった。

温泉もあるようで、今回は入らなかったけど また次回来たときは入ろうよ~!
と盛り上がりつつ、とってもお得な「まぐろきっぷ」を十分堪能したのでした。
























2019年7月23日火曜日

胃袋と落語。

今日は夏休み4日目。

朝からしとしと雨。いまだ明けない梅雨。

雨の日はやたらと眠くなるのですが、まだ もうちょっと寝よう…
とゆっくりしていたら気が付いたら9時。

さくぽんに投薬もしないといけないし、杏もおなかをすかしているので慌てて起きる。

***

家の雑務をゆっくりとこなし、買ってから読んでいなかった雑誌をパラパラとめくる。

時間が無いとそんな風には過ごせないので、夏休みのありがたみをじっくりと堪能。

今日は雨降りだからか さくぽんも眠いようでずーっと寝てました。

夕方になってさくぽんの寝顔をみつつ、出かける支度を。

出かける支度が済んでも、さくぽんは犬用ベットで寝たまま起きないので、ベットごとすーっとケージに移動。(それでも起きない)

杏に、ごめんね ちょっとだけ出かけてくるからね、と伝えて家を出る。

向かった先は国立演芸場。

ここの所、落語がとても楽しくて ちょこちょこと聞きに行くようになりました。

なんで落語を聞こうと思ったのかというと、私は江戸時代がとても好きなのですが、落語の中にも江戸時代を感じることが出来る、と思ったのがきっかけ。

江戸の中頃から落語はあるそうで、噺の中にも当時の様子を垣間見る事が出来るのが聞いてみようと思ったはじめなのです。

***

最初、聞いてみたい噺家さんがいるといいなぁと思ってyoutubeで動画を見ていたのですが、柳家喬太郎さんがとても面白くて、これは生で聞いてみたい!と思い、上野の鈴本演芸場に観に行きました。

その時は寄席ではなくて、柳家一門の何かの会だったのですが…実際に生で聞いてみると本当に面白くて一瞬ではまってしまいました。

それからと言うものの、そもそもの落語を良く知らなかったので 落語の本を読み、喬太郎師匠のDVDを買い、動画を観たり(でも生で聴くのが一番)、寄席にも足をはこぶようになりました。

噺家さんが、高座で噺をする。1人でしゃべっているのに、何人も出てくる人がほんとうにそれぞれ違う人に見えるし、風景、季節、湿度、匂いまで感じる事が出来て本当に面白い。何も考えず、シンプルに笑うことが出来て落語のあとはとてもすっきりするのです。


***

今日は「入船亭扇游・扇好・扇辰 兄弟盃の会」に行ってきました。

やっぱり、落語は生だなぁ。

今日も面白かった。ネタの半分は何度か聞いている噺でしたが、演じる人が違えばまた、噺も違うように感じるので、それもまた面白い。

落語の中で、よく料理が出てきて、それをしぐさで食べるのですが、今日は扇游師匠が食べていたお刺身が わさびが効いていてとても美味しそうで…

帰宅するときスーパーに立ち寄り、お刺身を買って帰りました。

落語を聞いて刺激される胃袋。

本当に噺家さんてすごい。





2019年7月22日月曜日

蓮見。

今日は朝、なぜか4時ころ目が覚めて しっとりと濡れた外の路面を窓から眺めながら、あついお茶をすすり…

ふと、雨が降らないのなら蓮見に行こうかなぁ・・・
とぼんやり思い立つ。

さくぽんは良く寝てる。

杏は目を覚ましてて、にゃーんと私のそばに寄ってきたので、しばし抱っこしつつ天気予報をチェック。路面は濡れてるけど ごくごく弱い霧雨みたいな感じだったので、いそいそと支度をしてカメラを持って出かけることに。

***

6時半過ぎには上野、不忍池に到着。

すでにカメラを持って撮影されている方や、ランニングをしている人、ちらほらと居ましたが雨ふりだったためか、酔っ払ったまま不忍池のほとりで寝ているひとはおらず、私もカメラ片手に池の周囲を散策。

あいにくの曇り空。

今年は天気があまり良くないせいなのか、雨続きだからか、蓮はあんまり多くない感じ。

それでも今年もきれいな薄いピンクの花を咲かせていました。

蓮の葉は大きくて、これは本当に「傘」として使えそうだなぁ‥とぼんやり花を眺めていると、蓮の葉の上を飛び跳ねるようにあそぶすずめ。

何羽もちゅんちゅんと葉の周りを飛び回っていて(撮れたのは1羽だけ)
可愛かった。

まだかたく閉じたつぼみもあったので、もう少し蓮見は楽しめそう。

***

不忍池を一周して、また電車に乗って帰宅。

さくぽんは寝たままだったので、ほっとして寝顔をみる。

規則正しくおなかが上下してて 可愛い寝顔をしばしじっと見る。

杏は起きていてすり寄ってきてくれたので、蓮の花の様子を少し話して朝ごはんを食べてもらい、起きだしたさくぽんに投薬と食事を採ってもらい、私はというと 再びふとんに潜り込むのでした。

お休みの日の二度寝は最高なのです。

9時ころまた起きましたが、今日は天気も良くないままだったので 本を読んだりして過ごしていました。

そんな のんびり夏休み3日目。










2019年7月20日土曜日

夏休みはじめました。

ブログもすっかりご無沙汰でしたが、夏休み始めました。

今年は9日間取得。今日からしばしのんびりです。

さて、さくぽんと杏さん、相変わらずです。

こうしてみると

杏さん、すっかり大きくなりました。さくぽんの体重はMAX値で2.8キロほど若かりし頃はありましたが、今は2キロほど。杏さんは5キロあるのでどっしりとしています。

一日の大半は寝ているので、すやすや寝ているさくぽんを見るとほっとします。

***

ブログを更新していない間、私はというと ひたすら勉強をしていました。

仕事で必要な資格取得のため(といっても社内の制度の資格)こつこつと大量のマニュアルを読みノートにまとめ… 先日試験があり、結果は1か月ほど先の話ですが もうしばらくは勉強したくないです。

勉強をしつつも、たまに息抜きでちょこっと出かけたりしていましたが、あまり外出もしなかったため夏休みは少しちょこまかと動く予定でいます。

梅雨が明けていないのが微妙。

夏の早朝散歩を、さくぽんと共にするのを楽しみにしているのに…

***

夏休み1日目の今日は、かき氷を食べに押上にある「深緑堂」へ行ってきました。

黒蜜きなこかき氷。

中にあんこと、寒天が入っていてとってもボリューミー。

あんみつで有名なお店ですが夏場はかき氷メニューがお目見えするそうで、気になっていて お目当てのかき氷が食べられて嬉しかった。

ふわふわの氷にきなこ、黒蜜。最高です。

あんみつはお土産で買って帰ってきて、さきほど夜のおやつにいただきました。

やっぱり深緑堂のあんみつ、美味しいなぁ。

試験の後のご褒美スイーツ、とても堪能しました。

まだまだ夏休み、はじまったばかりですがあっという間に終わっちゃうんだろうなぁ…

さくぽんも、杏もいつもより長い時間一緒にいられるので、楽しく過ごそうと思います





2019年5月10日金曜日

立夏。

気が付いたら前回の更新からだいぶ日があいてしまいました。

季節は春を過ぎ、夏へと向かっています。早いもので立夏も過ぎました。

春にはさくぽんを抱っこして桜の木の下を歩きました。

私の休みと、桜の咲くタイミングがうまいこと合わず、満開の時には休みが取れなかったので、満開の頃は昼間では無く夜にさくぽんを抱っこして夜桜見物をしました。

夜空に、桜の花がポップコーンみたいにふわふわ浮いてるみたいで、さくぽんを抱っこしながら、ポップコーン食べたいねー、花がぽんぽん溢れてるよー と言いながら またさくぽんとお花見が出来た事が嬉しくてちょっと涙ぐんだりしてました。

最近のさくぽんのお散歩はカートに乗せると、途中で抱っこをせがむので、カートは使わず 抱っこで散歩をしています。

目が見えないので、カートだと不安なのかもしれません。

さくぽんの体調は変わりはありませんが、先日数か月ぶりにてんかんの発作が明け方起きました。その後連続して起きてはいないので、投薬しつつ様子を見ている感じです。

***

杏も元気にしています。

でも先日動物病院で抜歯をしてきました。

杏の歯石取りに動物病院に行ったのですが、犬歯が少しグラつく状態で、先生曰くいずれ犬歯は抜けてしまうので、自然に抜けて歯の根元がのこったりする方が良くないので、今綺麗に抜歯をして傷口を縫ってしまったほうが後々、二次的な病気からは防げるとの事でした。

まさか犬歯を抜くことになるとは思っていなかったので悩みましたが、先生と一緒に杏の歯の状態も確認して結局抜歯をすることに決め、日帰りで処置をしてもらいましたが、その後 病院が大嫌いな杏がストレスから膀胱炎を勃発してしばらく通院する事になってしまったり(今はもう大丈夫です)春の間は病院続きでした。

気が付くとGWも終わり(半分仕事でしたが)5月も中旬。

あわただしくも、さくぽんと杏と日々つらつらと過ごしています。

***

5月はとても好きな季節です。

深緑はまぶしく、生き物がイキイキとしている感じがあふれていて なんとなく心もうきうきするような感じがします。

夏に入ってしまうと 心臓を患っているさくぽんにはちょっとしんどい季節なので、心配ですが 1日1日を大切に さくぽんと杏に愛情を注いで過ごしていこうと思います。


今日は定時に仕事が終わったので、明るいうちに会社を出られました。夕暮れの海風が気持ちよかったです。


2019年2月4日月曜日

立春。

今日はお休みでした。

昨夜、ラジオのニュースで明日の天気は晴れ、4月の気温と聞いていたので
久しぶりにさくぽんとカート散歩が出来るかもしれないと思って楽しみにしていました。

朝、目が覚めるときもちのよい青空。

ゴミを出しに外に行ったらまだ寒くて、はて 本当に今日は暖かくなるのだろうか?と思いつつさくぽんと杏のお世話をして 掃除、洗濯、私の朝食をすませて さくぽんを見ると寝てる…

気持ちよさそうに眠っているので、起こさず そっとスーパーに買い物に出かける。

最近はお休みの日ちょこっと出かけて戻ってくるくらいだとさくぽんは気が付かず眠ったままなので、いつもさささっと出かけたりしてます。

買い出しから戻ると、さくぽんは目が覚めたようで起きだしたので、一緒にカート散歩に出かけることにしました。

***

11:00頃、すっかり太陽も昇り 天気予報通りにとても暖かい。

カートをゆっくり押しながら、今日は春みたいだね~ でも明日は寒いんだって~とさくぽんと話しながら歩く。

いつものカート散歩コースを歩き、ベンチで休憩。


私は途中で買った自販機の珈琲を飲みつつ、さくぽんをみる。

さくぽんは鼻をふんふんしつつ、臭いで周りを感じている様子。



最近お知り合いになったチワワの飼い主さんと会ったので、少しお話する。
さくぽんを撫でてくださって、頑張るんだよーと応援してもらいました。

***

最近のさくぽん、心臓の方は安定している方だと思いますが、目の中に白い点のようなものが出来てしまい、すぐ病院に連れて行ったのですが どうやら角膜ジストロフィーという病気のようで、遺伝的な病気らしいのですが特に治療法は無いそう。
さくぽん自体は痛みなどは無いとの事で…。さくぽんは目が白内障で見えていない状態なので 目薬は頂いてきましたが、お目目の白い点が消えることは無いようです…。

可愛い くりくりのさくぽんのお目目に傷みたいに白い点がついてしまうのはとても悲しいのですが、さくぽんが苦しくないのなら、と思うので 様子を見ている状態です。

***

カートを押しながら歩くと、秋以降カートの散歩はしてなかったのですが 周囲の木々も少しずつ春に近づいているようです。

梅の花がちょっこり咲いていました。

春になったら、またさくぽんと桜の木の下を歩いて お花見が出来ますように。

帰宅してからは、かごベットでぐっすりまたお昼寝をしていました。


***

<おまけ>


今朝の寝床。

さくぽんと杏、なんだかんだで仲は良いようです。
さくぽんが見えなくて、床で転がってる杏のしっぽを踏んでしまうときがあり、
猫パンチをされたりしてますが(もちろん杏は爪を立ててませんが)杏にとってはお兄ちゃんなのできっと彼女も色々わかってるんだと思います。






2019年1月26日土曜日

コーヒー豆を買いに。

連日残業続きでどうにも体がしんどいのですが、ようやく 昨日・今日と2日お休み。

お仕事は土日休みなわけでも無くシフトが組まれるので 勤務の時間帯も休みもバラバラ。

平日に休みが取れるのは良いけど、2日は続けて休まないと体がもたないので辛いところですが、かならずしもそんなわけでも無く…

いきなり愚痴から入ってしまいましたが、お休みの日は朝からコーヒーでも淹れてゆっくりした時間をすごしたいものです。

私はコーヒーが大好きなので、コーヒー豆のストックは欠かせません。

自宅で飲んでいるコーヒーはやなか珈琲のデカフェ(ノンカフェイン)を飲んでいます。
いつも冷凍庫に豆をストックしていて、冷凍庫の豆の在庫をみると半分くらいになってました。

ほぼ毎日コーヒーは家でも飲むので豆を買いに出かけることに。

少し散歩もしたかったので、やなか珈琲、秋葉原店に行くことにしました。

***

JR秋葉原駅からほど近い、仲御徒町よりの場所に「ちゃばら」という日本百貨店が手掛けるアンテナショップがあり、そのなかにやなか珈琲も店舗を構えています。



適当な時間に自宅を出たので、秋葉原に到着したのは11:00前。



開店の時間をまったく考えてなくて、10分程外でまちました。

ほどなくして開店したので、一番乗りでいつもの珈琲をオーダー。豆を焙煎してもらっている間にちゃばらの中で買い物をしました。

ここに来るといつも必ず買う、瑞月院の塩豆大福を早速買い物かごに。
そのほかには、半生の手延べうどんや だししお、九州のコーナーにあったイカきゅうりキムチを購入。(自宅に帰ってからイカきゅうりキムチをつまんでみましたが、これがめちゃくちゃ美味しくて普段置いてあるかわからないので次に行ってあったら絶対買おうと思っています)

焙煎の終わる時間を見計らって、珈琲を受け取り さて帰ろうかな、と思ったら ドアの所にOPENしたばかりの「トルコライス食堂」が。

つい先日まで放送されていたドラマ、「忘却のサチコ」でも出ていたトルコライス。

食べたことが無かったので気になってしまい、幸い 朝ごはんを食べて無かったのでおなかは空いています。あと10分で開店です、とお店の人が言ってたので入り口のベンチで10分待たせてもらうことに。(またもや開店10分まち)

トルコライスとは長崎のソウルフードらしいのですが、ピラフ(もしくはドライカレー)にトンカツ、とんかつの上にはデミグラスソースが掛かっていて、サラダにナポリタンが付いている 大人のお子様ランチ的なもの。

席に案内してもらい、オーソドックスなトルコライスを注文。
(こちらのお店はいろんなタイプのトルコライスがありました。アボガドが乗っていたり、エビフライやコロッケが乗っていたり)

しばらく待つと運び込まれてきました。


おおう ボリューミー。

お腹は空いてるけど食べきれるかしら…

ピラフはちょっと冷たかったのですが、カツが揚げたてさくさく。
ナポリタンも甘く、私の好きな味。

メニューに書いてあったのに、よく読まなかったから後から知ったのですが、ピラフとパスタは少なめ、サラダは多め なんて注文もできるようで、そうしたら良かったと思いました ですが、おなかいっぱいになりながらも完食!

さすがにおなか一杯で苦しい。

腹ごなしに ぷらりとお散歩をします。

***

御徒町経由で上野へ。

途中有名な和菓子屋さん うさぎやの前を通りましたが、あまりの行列に断念。
さっき、塩豆大福も買ったしね。と自分に言い聞かせながら歩きます。

途中、鈴本演芸場の前を通り、最近寄席のyoutubeばかり見ていたので、実際にみてみたいなぁ!と思ったのですが マナーがわからず ちゃんと調べてからにしよう、と断念。

そのまま不忍の池へ。


夏のころはあんなに咲いていた蓮の花も、今では茎も枯れ 寂しい風情ではありますが、それもまたありだなぁ…とぼんやりと池を見る。

池のそばに「下町風俗資料館」があり、こちらは入館料300円でこじんまりとしていますが、なかなか良いのでおすすめです。

中に入ると、下町の長屋が再現されていて 暮らしを垣間見ることが出来ます。


どぶ板のがこがこ鳴る音を聞きつつ、長屋の中を見る。


ちゃぶ台に、茶箪笥。こじんまりした長屋の暮らし。

最近部屋に茶箪笥が欲しくて色々ネットで探しているところだったので、自分の部屋と想像をしながら箪笥をまじまじと見てしまった。

やっぱり欲しいなぁ。茶箪笥。

1階の展示室が長屋の再現、2階の展示室では不忍池の歴史や昔の遊び道具の展示、また銭湯(昔の)の再現と昭和初期の部屋の再現がされています。

2階への階段では音声が流れて、昔の物売りの声がいろんなパターンで流れます。

私が実際に聞いたことのある物売りは、子供のころに聞いたさお竹売り、石焼き芋、チャルメラ、子供の頃に聞いた豆腐売りのラッパ位ですが(年齢がわかりそうですが、昭和生まれですしね)色んな物売りの声が聴けるので面白かった。

中にはバナナのたたき売りなんてのも。最後に「もってけドロボー!」って言うのかな?と思ったら言いませんでした。

江戸の頃は何でも商売に出来たので、自分だったら何を商いにするかなぁ…
洗濯が好きだから洗濯やさんでもやろうかしら?
汁粉屋さんや甘酒屋さんも良いなぁ…

2階の展示室に行くと、不忍池が目の前に広がり、眺めが良いです。


2階展示室脇に銭湯の番台があります。

先日のブログ記事「ノスタルジー」でも書きましたが、実家が銭湯だった頃、私のうちもこんな感じの番台でした。(ほぼ同じ)

その隣に昭和初期のお部屋。


狭いけど、暮らしやすそう。

私の今のマンションはワンルームで、このお部屋ほど狭くはありませんが似たようなもので、長方形の部屋なのでキッチンとの境にカーテンをひき部屋の仕切りをわけていますが、実はワンルームって一人暮らしだと本当に暮らしやすくて、掃除も楽だし ちょっと立てばすぐにお茶を入れられるし狭さが逆に便利なのです。

なのでこの昭和のお部屋を見て「うちに似てる…そっか昭和初期のお部屋っぽくしたら、ますます暮らしやすいのかも…」なんて思ったのでした。

***

下町風俗資料館を出た後は、家に帰りましたが なんだかんだで2時間くらい歩いたので、ランチにおなか一杯食べたトルコライスも腹ごなし散歩になり良かったです。

帰宅後は珈琲を入れて、ゆっくり飲みながら こたつの布団にさくぽんを乗せて(杏はこたつの中)一家団欒のひとときを過ごしました。


  



2019年1月18日金曜日

甘いものは幸せを運ぶ。

私は大の甘党で、甘いものが好き。

昨年6月ころから、ゆるく糖質制限をしていて 今はほとんど制限はしていないのですが、その間 甘いものがやはり食べたくなるので 普段の食事に使用する砂糖はラカント、おやつでどうしても甘いものを食べたくなったときは炭水化物の少なそうなものを選んで食べてました。

糖質制限をゆるくやった結果、8キロ近く減量して(前がかなり増えすぎてしまってたので)今は少しだけ気を付ける程度にとどめていますが 今のところ目立つリバウンドはありません。

***

さて、甘党の私、もちろんお菓子が大好き。

でもせっかく糖質制限までして体形維持を心掛けたのに、ここでお菓子ばかり食べるわけにもいきません。

なのでお休みの日とか、一週間のうち1~2回程度ならおやつをたんまり食べる事にしました。

最近、とても和菓子が好きなので 和のものを追い求めて 先日お休みの日に自宅からもほど近い人形町まで行ってまいりました。

***

人形町の端っこから町を散策しようと思ったので、都営新宿線の浜町駅へ。
そこから歩きます。


足元の表示版に町の方向が書いてありました。

浜町駅から、人形町の中心の方へと歩くと甘酒横丁があります。

この日は成人式の日で、朝もわりと早めに行ったので人もあまりおらず。

「甘酒横丁」なぜこの呼び名があるかと言いますと、明治の初めころ横丁の入り口付近に尾張屋という甘酒屋があったことから昔は甘酒屋横丁と言われていたそうですが、関東大震災の区画整備後、当時の横丁より位置や道幅も変わり、名称も甘酒横丁に変わったとか。(表示板より)

明治のころは甘酒専門のお店があったのか… 確かに甘酒は江戸時代にもあり栄養があるので良く飲まれていたとは聞いていたので 甘酒のみでの商売も成り立っていたのかもなぁと 思いつつ、横丁を奥へと歩きます。

この日は店休のお店が多かったので、日にちを変えたら良かったかしら、と思いましたが和菓子屋の彦久郎は営業をしていました。

さっそく、お目当てのわらび餅を購入。そして寒かったので甘酒を一杯。

お店の向いにある椅子に腰をかけ、甘酒を飲む。

美味しい…。優しい甘さで体の中からじんわり温まる感じ。

冬の朝の冷たい空気の中で飲む甘酒もなかなか良いものです。

甘酒を飲み終わった後はまた歩き、志乃多寿司で寿司折を買う。お昼御飯用にしようと色々寿司折を選ぶ。たくさん種類があり迷いましたが、いなり寿司が好きなのでお稲荷さんが入っているものを選び購入。帰宅後お昼ご飯に食べましたが 酢飯がちょうどいい感じですっごく美味しかった。海苔巻きも稲荷も太巻きもあり、いろんな味が楽しめる寿司折です。



少しまた歩くとすき焼きの今半があり、そのお隣に今半のお惣菜屋さんがあったのですき焼きコロッケを買いました。(次の日のお弁当のおかずにしようと購入)

今半のお惣菜屋さんでは店先にふかしたての「すき焼きまん」があってかなりそそられましたが、家で朝食をしっかり食べてきた後だったのでまたもやおなかが空いておらずお見送り。

また横丁を歩き始めます。

人形町の駅のある交差点に玉英堂という和菓子屋さんがあります。

こちらは、「虎焼き」が有名らしいのですが(どら焼きでは無くとらやき)ここ数日羊羹がすごく食べたくて この日も実は羊羹がお目当てで人形町まで来たので羊羹を買うことに。

3種類ありそれぞれの特徴をお店の人に聞く。お年はどのくらいの方がお召し上がりになります?と聞かれて 「あ、私です。1本かじりつきたい感じなんです」と言うと、笑いつつ 「夜之梅」をお勧めしてくださいました。



梅味の羊羹なわけではなく 普通の練り羊羹ですが和三糖を使っているので甘すぎなくて美味しいですよ、と。竹の皮につつまれた昔ながらの羊羹でした。日持ちが1か月くらいするらしいので他のも買えば良かったかな?と後から思いました。

***

甘酒横丁を超えてまっすぐ行くと小網神社があり参拝したかったのですが、長蛇の列。噂によると参拝まで2時間まちだったとか。
人形町は近いし、またくればいいや と参拝はあきらめ真っすぐ帰宅しました。

帰宅して、寿司折のお昼ご飯を食べ わらびもちを食べます。




優しい甘さのわらびもちで やわらかーく 口のなかでふんわりとろけます。

これは美味しい‥‥ きなこも大好きなので気が付いたら1箱ペロリと食べていました。

後日、羊羹もいただきました。


この羊羹も砂糖ではなく和三糖をつかっているとの事だったのでへんに甘すぎず美味しかった。あずきの粒が入っていて餡の味がしっかりしていました。
本当に1本まるまる食べてしまいそうだったのですが さすがに1本まるまる一日で食べちゃダメかな?と躊躇したので半分食べて残りは次の日に持ち越し。

洋菓子も好きですが、和菓子 美味しい!!

しばらく私の和菓子散歩は続きそうです。


 




2019年1月12日土曜日

ノスタルジー。

お正月は中途半端に働いていたので、10日から5連休取得中です。

年末、ラジオを聴いていたら 参拝は自分の生まれ育った地の氏神様に行くと良い と聞いたので 昨日参拝しに行ってきました。

私の生まれ育った町。

東京は墨田区。東向島。家と家との間は狭く、小さな路地がたくさんある いわゆる下町。5歳まで住んでいました。母に電話で「東向島だと氏神様って白鬚神社?」と聞くとそうだよ、と。自分の生まれ育った町の氏神様に参拝に行くと良いんだって、というと「ふうん。もうあのあたりどんなだったか忘れちゃった」と言ってました。

***

電車に乗っていざ東向島へ。

東武線 曳舟線と昔は言っていたと思うんだけど、スカイツリーが出来てからは スカイツリーラインだの 業平橋も駅名が変わってしまって 何だかちょっとなと 思うのですが…。

東向島の駅に設置されてる地図を見る。
白鬚神社は墨田七福神の中のひとつなのでわかりやすく道順も書いてありました。

駅から15分ほど歩いたと思いますが、歩きながら昔ながらの商店街を見つつ やっぱり5歳の記憶だとそんなに覚えてないんだなぁ… ただ、道の狭さや隣家との距離の狭さはなんとなく私の中に残っていて、そうだこんな町だったんだ。と思いながら神社へ向かいました。

平日のお昼前。あまり人も多くなく参拝されてる方もまばら。
5歳の時以来なので何年ぶりの参拝になるんだろう。年齢の事は置いておいて、氏神様にお参りできて良かった。

御朱印もいただいてまいりました。

神社を出て母にさっそく電話。

「今、白鬚神社にいるよ。たぶんこのあたり全然変わってないよ、新しいマンションはちらほら出来てるけど 家との距離がせまいからあまり建て替えとかも難しいのかもしれないね」、と話しつつ 「そういえば うちは銭湯やってたよね?どのへん?」と聞くも 母からは 「駅のほうで駅から近かったよ 駅前にお煎餅屋さんと ラーメン屋さん…たしか蓬莱軒…って名前だったと思ったけど…」とぼんやりした記憶しかない様子。

わからなかったら お年寄りの人がいたら覚えてるかもしれないから 歩いてる人に聞いてみよう、と駅に向かって歩きました。

途中、百花園があったので寄り道。母曰く百花園の脇の公園でよく遊んだそう。(覚えてない)

今の時期はあまり花がないので、季節に咲く花をチェックしてから行くと良いかもしれません。

ぼたんが綺麗。

園内をゆっくり歩く。
ここはとても静かで花は無くても、お散歩するだけで心静かになるかんじ。

たくさんの句碑があって一つずつ、声に出して読んでみました。
自分では句は作れないけど、作ったひとは この短い句の中に伝えたいことをまとめていてすごいなぁ…と思いつつ読む。私だったら説明がまどろっこしくて伝えたい気持ちを5・7・5とかにするの無理だ。


ベンチに座って、目を閉じてると本当に気持ちがよくて癒されます。
鳥の声と葉のゆれる音を聞きながらぼーっとしていました。

帰るまえに売店があったので甘酒を。

優しい甘さで、とても寒かったので温まりました。

***

さて、園を出て昔住んでいた家のあった場所を探すのです。駅へと向かう。

駅前にお煎餅屋さん、ある! その近くにラーメン屋さん… ある!しかも蓬莱軒。何だかんだで母の記憶が正しくてちょっとびっくり。
お煎餅やさん、母も買ってたと言ってたので 買って送ってあげようと店内に入る。

お店の中にはたくさんのお煎餅。母曰く、昔は瓶にバラで入ってて 自分で好きなのを取り出して買っていたそう。今は個包装されていました。(時代ですね)

美味しそうだったので目につくまま思わずたくさん買ってしまった。

店員さんは母より上くらいの年齢の方だったので、銭湯の事知ってるかも…と思い 「あの、このあたりに昔 玉ノ湯って銭湯無かったですか…?」と聞く。
「え?銭湯… ああ、あった あったよ。お隣さんは毎日そこに入りに行ってたからね」と。「私、その銭湯だった家の娘なんですけど、今日久しぶりにこのあたりに来て、どのへんだったかな?って思って」というと あらそうなの?あらあらあらまあ…と銭湯のあった場所を教えてくれました。

家のあった場所は思いがけずほんとにすぐそばで、駅の裏にある保育園の真裏。(駅から2~3分程)
今はライオンズマンションが建ってました。

マンションを正面に見て ああ、覚えてる。この感じ。道幅も 少し行くとT字路になってて、その先に車の来る道路… すごく懐かしくて 家の前の道にローセキで絵をたくさん描いて遊んでいたこととか 少しだけ覚えてる記憶が嬉しくなりました。
それと同時に、なんて言ったらいいんだろう、懐かしすぎて切ないような感じ。
少しだけ涙ぐんでしまった。

***

今も銭湯だったら後を継いだのに。と思うのですが、当時はあまり家にお風呂のない家もまだあって(今では自宅にお風呂があるのがあたりまえだと思いますが)銭湯はあたりまえのように地域に根付いていたので 私が住んでいたころは 本当にたくさんの銭湯があったようです。今ではそのほとんどが廃業してしまい、経営は難しかったかもしれません。 古き良き昭和の時代… でもひょっとしたら まだそんな町も探したら東京のどこかに残ってるかもしれないなぁ‥と思うくらい 東向島の駅近隣には昭和の昔を色濃く残している街並みを垣間見る事ができました。

***

ちょっとノスタルジーに浸りましたが、せっかくなので 駅に隣接する「東武博物館」に寄ることに。

ちょっと寄っただけだったんですが、めちゃくちゃ楽しかったです。ぜひ、行ったことのない人には行ってみてもらいたいくらい。

入り口の切符売り場で200円お支払い。

中に入ると、SLがどーんとお出迎えや


 あまり鉄道に詳しくないので型がよくわからないのですが、ほかにも電気機関車やむかしの車両や ジオラマ、 電車の走る仕組みの解説、昔の貴重な資料や SLショーまで 充実していて まさに鉄道博物館。


車両の中がレトロで可愛いのです。


貨物列車もチョコレート色で可愛い。




このパノラマがすごく細かく出来ていて、時間ごとに空の色も変わっていき、そこを走る電車… 見ていて飽きないです。


2階から見たところ。

この博物館で実は一番楽しかったシュミレーション。

シュミレーションがすごくリアルで実際に運転士になったかのような気分になりました。


土日なんかは子供たちに人気だろうな、と思うので操作に躊躇しますが 今日は平日、そして館内はガラガラ。よし、私もやってみようと 操作してみることに。


操作した電車は川越らへんを走っている車両。

やり方がわからないな…ときょろきょろしていたら、昔運転士をしていて今は引退して博物館で定年後働いているであろうおじさまが そばに来てくれて操作の仕方を教えてくれました。
まず、運行表?の駅間を確認して、(到着までの時刻や速度・距離が記載されている)「今は〇〇駅だから、次の駅までの速度はこれね、はい 今乗客を乗せているからね、はい みんな乗りました、ドアが閉まりますよ、」とぽんぽん進みます。

右手側にあるブレーキをゆるめて、左手側にあるアクセル的なもの(名前を忘れた)を全開にする。そうすると速度がどんどん上がっていって、運行表の速度までいったら アクセルをニュートラルに‥‥ 目の前のリアルなスクリーンは実際運行したときに運転席から見える街並みを映しているので 本当に運転士になったみたい。

駅が近づいてきました。

おじさまが、まだもう少し。 はいここでブレーキ、まだ調整するからね、いったん緩めて‥‥ はいまたブレーキ、目標はあの白いところだからね。と教えてくれてなんとか停車出来ました。 次の人は全然いなかったので、まだ運転してて大丈夫ですよ、とこの後2駅区間ほど運転させてもらって、最後は停車位置2センチのラインまで停車することが出来て、おじさまと二人で拍手して終わりました。

超楽しかった。

そのあと、バスも運転してみました。

一応、車の免許はマニュアル車で持っているのですが、バスなんて運転したことないしなーと思いつつ、運転席に座る。

ハンドルが大きい。

スタートボタンを押してはしる沿線を選びます。

ハンドルを回してても、感覚が全然わからなくてシュミレーションですが 実際だったら轢いているのではないか…と不安になりつつ 目的地まで走りました。

バスの運転は採点されるしくみで、最高点は10,000点みたいですが、私の運転は6,000点ちょっとでした(危ない)

そんなこんなで充実の東武博物館。ぜひまた平日の昼間に行きたい!!

***

帰りしな、スカイツリーに寄って ちょっと小腹が空いていたのでたこ焼きを食べて帰路へ向かいました。

今日はとても充実した一日だった。

たまたま年末に聞いたラジオで生まれ育った町の神社の話を聞いたので行ってみましたが、懐かしい気持ちも、すがすがしい気持ちも、楽しい気持ちも くるくるした一日だった。 またこの町にはぜひ何度も行きたい。今まで引っ越しを何度かしているのでそれぞれの町をたどってみるのも面白いかもしれない。


そんな一日。