2016年12月21日水曜日

日帰り弾丸旅 松江

そろそろまた どこか行った事の無い場所へ行きたいな・・

オフィスでパソコンのキーをひたすら叩きながらぼんやりと考えていましたが、行き先を決め 飛行機の予約をして旅に行ってまいりました。

行き先は島根県 松江。

少し前に日本橋で映画を見た帰りに島根県のアンテナショップに立ち寄った際、島根県は行ったこと無いし・・行ってみたいなぁと 松江のパンフレットを頂いてきた事もあったので 行き先はすぐ決まりました。

***

朝4:45分に起床。

寝ぼけつつ さくぽんと杏の食事の支度をして 御留守番をお願いしつつ、まだ暗い中出発。
羽田空港に着くころはだいぶ明るくなってましたが睡眠時間が4時間しか取れなかったため、ぼんやりした顔で出発ロビーから行儀よく並んでいる飛行機を見てました。

行き先は米子空港。

霧がすごい為、条件付きでの出発。着陸出来ない場合、鳥取か伊丹へ着陸するかもしれないとアナウンスされていました。
「松江に行くつもりなのに、鳥取でおろされても困るなぁ・・・ でもそうしたら鳥取観光しようかな」と思って搭乗しましたが、飛行機は無事 米子空港に到着しました。

日帰り弾丸旅をするときは、あらかじめ下調べが大事です。
日帰りの為、時間が少ないので移動手段や料金、時刻表 色々調べてから行きます。

米子からバスに乗って、松江駅まで。松江駅までは45分で到着します。



松江駅に向かう途中 中海を通って行くのですが 霧がかかっていて 朝もやの中神秘的でした。

松江に着いたらまず最初に向かったのは、八重垣神社。えんむすびで有名です。

八重垣神社へは松江駅からバスで向かいます。あらかじめ調べていた4番のりばにちょこんと並ぶ。
知らない土地でも ちゃんと目的地まで行けるようになったなんて 大人になったなぁと 今更ながら思いました。

バスにゆられて15分くらいでしょうか、八重垣神社へ到着。



八重垣神社では御朱印も頂きました。


左側の御朱印が八重垣神社の御朱印。

御朱印を頂いたのち、そうそう、紙を池に浮かべるおみくじみたいなのがあるんだ。
と、100円を木箱に入れて紙を頂いて本殿から奥の森の中にある「鏡池」に向かいました。


森の中はまだ時間が早い事もあるのもあって人があまり居なく静か。

鳥の声と木々の匂いが心地よいです。


こちらが鏡池。


頂いてきた紙をそっと水につけて、真ん中におかねを置きます。

早く沈むと 良縁が早く来て 沈むのが遅いと良縁も遅く現れるそうです。

さて、水に紙が沈むまでの間静かに祈るそうなので、私も心で御祈りしつつ紙をみつめていました。

「これ・・・なかなか沈まないな・・・・」

私の後から4人ほどが来て同じように紙を池に浮かべていましたが、なぜか私の紙はいつまでたっても沈まず、後から来た4人はみんなどんどん沈んで行ったんですが、結局誰も居なくなってからようやく、少しずつ沈み始めました。

先に池に居たのに、後から来た人が先に帰っていくあのせつなさは、確かに 友人がどんどん結婚していき、最終的に独身のまま残った ソレと似ている雰囲気でした。

もうネタでしかない・・・と 一人笑いしつつ 池を後にして 次なる目的地へと向かいます。

***

またバスに乗って 今度は「しんじ湖温泉」へ。

大の温泉好きなので 旅に温泉は外せません。

前もって調べていた日帰り入浴が出来る施設の最寄りバス停で下車し 温泉の前にあまりにも空腹だった為(朝ご飯を食べて無かった) お蕎麦屋さんへ向かいます。

時刻は11時。ランチタイムで混む前にお店に入れて良かったです。

割子蕎麦を注文。


運ばれてきて、どうやって食べるんだろう・・・と 思っていたら お品書きの横に食べ方が書いてありました。

まず、蕎麦つゆを1枚目の薬味と共にまわしかける。(かけすぎると しょっぱいらしい)

1枚目を食べたら同じように2枚目に1枚目ののこりつゆと共にまた薬味とつゆをかける。
3枚目まで食べたらつゆを 湯のみに入った蕎麦湯に入れて飲む。

ふむふむ。

書いてある通りにやってみる。

食べてみると 美味しい! 久しぶりに美味しい御蕎麦食べたなぁ と感激。

つゆの濃いのが好きなので、盛りそば だと段々つゆの味が薄くなって嫌なんですが これはそんな事も無く3枚目まで美味しいまま完食。

蕎麦湯もしっかり飲みほしてきました。

おなかも膨れたところで ゆっくり歩きつつ温泉へ。

宿の方にタオルを貸していただき、浴場へ。温泉は松江ニューアーバンホテルの別館で1000円で入浴出来ます。

浴場へ向かうと 1番のりだったため他に誰もいませんでした。


露天はありませんが、浴場の窓の向こう側は宍道湖がどーんと見えます。

温泉に身をばーんと投げ出しつつ日頃の疲れを癒すのです。

一人だったので 鼻歌を歌いつつ 湯船にゆっくり浸かる。

だいぶ体がほぐれた感じなところで湯船からあがり、まだ他にも回りたいところがあるので いそいそと支度をします。

今回の旅の滞在時間は7時間で空港から往復で約2時間とられてしまうので実質5時間ほどしか時間が無いので結構 あわただしいです。

ホテルを後に、今度は松江城方面へ向かいます。

途中、美味しそうなコロッケを売っているお肉屋さんがあって、コロッケを買い食い。


あつあつで美味しかったです。


***

今回の旅の目的は「松江城が見たい」なので、わくわくした気持ちで歩きつつ、城に着く前に 松江城の周りの堀で船に乗れるんですが、乗船場が先に見えたので 城に入る前に船に乗ることにしました。

乗船チケットを買って、名前を呼ばれたので 船へ向かいます。

「ラッキーだね!貸切だよ!」と船頭さんに言われて 「やったー!」と言いつつ乗船。

船頭さんにご挨拶をして船の説明をうけます。

堀川めぐりの船は途中低い橋の下を通るので 船の屋根が低く動くのです。
こんな感じに動きますからねと あらかじめ高さの確認というか どんな感じかを体感してから出発します。

堀川めぐりはゆっくり1周まわって50分ほど。


ゆっくりと船は進みます。


松江は水の都と呼ばれるだけあり、張り巡らされた堀が昔の風情を残しています。


途中野良ネコさんのお散歩を発見。 松江の猫さん こんにちわ。


船に乗りながらずっと船頭さんとお話していましたが、船頭さんが本当に面白いかたで終始笑って過ごせました。


船頭さんが写真を撮ってくれました。

この船、中がこたつであったかいんです。 これでビールとかあったら最高なのですが、船内は飲食禁止でございます。

また、橋の下を通る時はぐーっと屋根が下がります。頭を下げないといけません。


橋すれすれ!

こんなに下がります。

以前「ブラタモリ」の松江の回でタモさんもこの船に乗っていましたが、屋根の下がり具合にだいぶ驚いてましたが、これは確かに驚くかも。

余談ですが、ブラタモリ放送後、TVの効果があってか船に乗る観光客が一気に増えて、全然休みが無かったと言ってました。

「もう、年金暮らしで 夜は飲み屋さんをやっていて、昼はバイトみたいな感じで週3回程 船をやって あとはゴルフとか好きな時に好きなことやりたいんだよね~ もう第二の人生満喫中だから」
とおっしゃってたので 「いいなぁ~ 私も早くそうなりたんですけど・・・もう働くの疲れちゃって」とつい本音を言ってしまった。

ところどころ、町の見どころなど解説してもらい あっというまに1週廻って乗船した元の場所へ到着。 本当に楽しかった。

最後に名刺を頂いたので、次にまた松江に来たらまた同じ船頭さんで乗りたいなぁ。 

***

さて、船を下りるといよいよメインの松江城がまっています。



国宝松江城。

美しい・・・・・

別名千鳥城とも呼ばれているそうですが、確かに鳥が羽を広げているようで とても美しいお城です。

さっそくお城の中に入ります。



城の中にはブラタモリでもやっていましたが、2枚の祈祷札があり慶長16年の銘が決め手となって松江城の築城時期がわかり国宝指定となったそうな。


天守閣からの眺めは 宍道湖が目の前に広がり しばし藩主の気持ちになって眺めていました。

最上階へ至るまで5階あり、それぞれの階に展示物があります。
ゆっくりと城の中を見て回りました。


松江城は窓枠の木部が黒塗りとなっているため、黒が基調となった城。
しぶいです。


入り口にはりっぱな松の木が植わっていますが、松とのコラボレーションがまた良いです。

今日はとても良い天気で、晴れの中 松江城がみれて良かった。

山陰でこの時期こんなに晴れるのはめずらしいよ、と船で船頭さんが言ってました。

だいぶゆっくり松江城内を見ていたので、時間が刻々とせまってまいりました。
帰りの飛行機の時間もあるので松江駅を16:10に出ないと間に合わないのです。

城を出て、ぐるりと昔のたたずまいを残す「塩見縄手」を歩き、バス停へと向かいます。



堀沿いには松が植わっていて景観が良く、歩くのにとても気持ちがいいです。



武家屋敷にも行きたかったのですが、現在工事中で入れませんでした。
残念。

途中、御土産をかったりしつつ バス停へ戻り そこからまた松江駅へ。

滞在時間が短すぎて もっと見たいところも色々あったんですが、本当に弾丸旅になっています。


松江駅には15時過ぎに到着して空港までのバスが16:10発なのでそれまで、近くにある神社を2つ御参りしました。


払い清める女性の神様ハヤキツヒメがご祭神の売布神社。

駅から徒歩10分位でした。

こちらでも御朱印を頂きました。



そして出世稲荷へも参拝。(写真は撮ってません)

出世はしなくても良いんだけど、給料があがりますように・・・・ と祈る。

その後駅へふたたび戻り 空港までのバスに乗り込み米子からまた羽田へと帰ってまいりました。

途中、宍道湖の夕日ではありませんが 中海の夕日もとても綺麗でした。



そんなこんなで日帰り弾丸旅 松江 これにて終了。

今回の旅は本当に弾丸でした。 出来たら1泊して出雲大社まで足を伸ばしたいところですが、愛犬さくぽんを連れての遠くへの旅路は無理なので、どうしても日帰りになるので仕方ないですね。

弾丸でしたが、とても充実した旅でした。 
次回松江に行く時は 海の幸と 蒸し寿司、うなぎもぜひ食べたいです。

松江城、観れて良かったなぁ・・・ 最近お城がとても好きで 先日の東海道53次では掛川城を観れなかったのも心残りでしたが、今回はじっくり観れました。




次回は春頃 弾丸旅をする予定です。


おしまい。

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